クリアは本当に最善の選択か?
試合の場面では「ピンチだからクリアでしのぐ」という局面がよくあります。
味方につなげるパスではなく、クリアなので、当然、クリアしたボールは相手ボールになる可能性が高いプレーです。
クリアはサッカーに必要なプレーですが、我々は選手に問いかけます。
- 「もっとよいプレーはないか?」
- 「他の選択肢は取れなかったか?」
- 「もっと難しいプレーにトライできないか?」
ボール保持へのこだわり
当たり前ですがボールはひとつしかありません。ボールを保持しないと攻撃ができなく、相手からボールを奪うのは大変です。ここはこだわりたいポイントとなります。
ボールを大切にする意識
もちろんクリアしか選択肢がないような状況もあるかもしれませんが、簡単にクリアで逃げる選手にはなってほしくないので、トライすることを要求し続けます。
ボールを保持し続けることは、攻撃の起点を作るだけでなく、相手に攻撃の機会を与えないという守備的な意味もあります。だからこそ、ラバーゼでは「相手にボールを渡さない」という意識を大切にしています。
ポジティブなミスとネガティブなミス
難しいプレーを要求するので、ミスが増えます。ただ、このミスは成長に必要なポジティブなミスなので称賛します。
ミスにも種類があります。
ポジティブなミス(称賛)
難しいプレーに挑戦した結果のミス。新しい技術を試した結果のミス。積極的にボールを保持しようとした結果のミス。これらは成長に必要なミスとして、コーチは称賛します。
ネガティブなミス(注意)
取り組む姿勢に問題が見られるネガティブなミスであれば注意します。集中力を欠いたプレー、安易な選択、消極的な姿勢などから生まれるミスは改善が必要です。
コーチの見極めが選手の成長を左右する
選手に問題があったのか?それとも成長するために必要なプレーだったか?ここでコーチの見極めが甘いと選手のやる気や積極性を削ぐような指導になってしまいます。
しっかりと状況を把握し、選手の意図を読み取った上で指導しないと、コーチが選手の成長を阻害する恐れがあることを我々は肝に銘じなくてはなりません。
選手の意図を見る
表面的な結果だけを見るのではなく、「なぜそのプレーを選んだのか」「何を考えていたのか」という選手の意図を理解することが、適切な指導につながります。結果だけで判断すると、挑戦する心を失わせてしまう危険があります。
ライバルよりも早く成長するために
うまくなるために努力しているのはうちのチームだけではありません。同じ時間、別の場所でライバルは努力をしています。
我々はそのライバルよりも早く成長するため、以下の3つの質を高めることを信条としています。
- トレーニング内容の質:考えさせる設計、挑戦を促す環境づくり
- 取り組む姿勢の質:積極性、集中力、チャレンジ精神
- サッカーを楽しむ気持ちの質:純粋な楽しさ、成長する喜び
限られた時間で最大限の成果を上げるべく、一日一日を大事にしています。
挑戦する心を育てる
「クリアで逃げない」という指導は、単にサッカーの技術や戦術を教えているのではありません。
困難な状況でも諦めず、より良い選択肢を探す姿勢。失敗を恐れずに挑戦する勇気。これらは、サッカーだけでなく、人生においても大切な力です。
La Base FCが育てたい力
簡単な道を選ばず、困難に立ち向かう勇気。失敗を恐れず、挑戦し続ける姿勢。そして、その過程で得た学びを次に活かす力。これらの力を持った選手を、私たちは育てたいと考えています。
La Base FCの指導哲学
ラバーゼでは、結果よりもプロセスを、安全よりも挑戦を、受け身よりも主体性を大切にしています。
今日もまた、選手たちは難しいプレーに挑戦し、ミスをし、学び、成長しました。その一つひとつの積み重ねが、将来の大きな力になることを信じて、私たちは指導を続けていきます。
相手にボールを渡さない。簡単に逃げない。挑戦し続ける。
これがラバーゼの選手たちに求める姿勢です。