コーチが答えを与える回数を最低限に
本日のトレーニングのポイントは、「コーチが答えを与える回数を最低限にすること」です。
トレーニングの説明もあえて少し省略しています。選手が自分で気づくような設定にして、選手がルールや学ぶべきポイントに関して自ら質問するような環境を作ることを意識しています。
自ら考える力を育む
答えをすぐに教えてしまうと、選手は「待てば教えてもらえる」と考えるようになります。しかし、サッカーの試合中にコーチは助けてくれません。自分で考え、判断し、実行する力を育てることが、この世代で最も大切なことだと私たちは考えています。
「自分で考え、判断し、実行する力」は、サッカーだけではなく、社会人となった時にも非常に大切な力となります。ラバーゼでは「自立と自分らしさ」「サッカーで心と頭を磨く」ことをとても大切にしており、重要な指導方針として掲げています。
「考えること」を繰り返す
トレーニングでは、技術の反復だけでなく、「考えること」の反復を重視しています。
「今、パスを出すべきか?ドリブルで突破すべきか?」「味方はどこにいる?相手はどこにいる?」「ゴールまでの最短ルートは?」
こうした問いかけを頭の中で繰り返すことで、状況判断力が身についていきます。
技術と判断はセット
パスやドリブルの「技術」だけを磨いても、「いつ、どこで、どのように使うか」という「判断」ができなければ試合では使えません。技術と判断は常にセットで磨いていく必要があります。
見られた成長と課題
本日のトレーニングで見られた選手たちの成長と課題について報告します。
成長したポイント
- つま先キックが減った:以前は「つま先でボールを蹴る」選手が多くいましたが、本日は大きく減りました。足の内側(インサイド)でボールを蹴る技術が身についてきています。
- インサイドキックの意識:「足の内側で蹴ると正確にボールを送れる」という知識が定着し、意識的にインサイドキックを選択する場面が増えました。
- スペースを使う習慣:以前より「広がる」「散らばる」という意識が見られるようになりました。お団子サッカーからの脱却が少しずつ進んでいます。
今後の課題
一方で、まだ改善が必要な課題も見えました。
「考えること」を飛ばしてしまう
選手の中には、考えるプロセスを飛ばして「とりあえずドリブルだけ」「とりあえずパスだけ」と決めつけてしまうケースが見られました。状況を見て、毎回判断することの大切さをこれからも伝えていきます。
これは焦る必要はありません。繰り返しトレーニングをする中で、「考える→判断する→実行する」のサイクルが自然と身につくよう、根気強く指導していきます。
積み重ねと振り返りの大切さ
今日学んだことは、今日だけで終わりではありません。次回のトレーニング、そしてその次へと積み重ねていくことで、選手たちの力は確実に伸びていきます。
また、トレーニング後に「今日はどうだった?」「何を学んだ?」と選手自身に振り返りをさせることも大切にしています。自分の言葉で説明することで、学びは定着します。
成長のサイクル
「知識を学ぶ」→「実践する」→「考える」→「振り返る」→「次に活かす」というサイクルを繰り返すことで、選手は着実に成長していきます。ラバーゼでは、このサイクルを大切にしたトレーニングを提供しています。
La Base FCが目指す選手像
私たちが目指すのは、「自分で考え、判断し、実行できる選手」です。
コーチの指示を待つのではなく、自ら状況を理解し、最適なプレーを選択できる。そんな選手を育てたいと考えています。
そのためには、時間がかかるかもしれません。しかし、この世代で身につけた「考える力」は、将来必ず大きな武器になります。
技術と判断力、そして自ら学ぶ姿勢。これらをバランスよく育てる指導を、これからも続けていきます。